ライフ吉井田(福島市方木田)にて、9回目の家族をなくした子どものプログラム“みんなのプログラム”を開催し、1家族(2名)が参加されました。
最初は少しエネルギーが低めな様子でしたが、カードゲームをしたり、絵を描いたり、眺めたりしながら、少しずつ場になれていったように思います。
いつも大切なものを持参してくれますが、今回は卒園アルバムも持ってきてくれました。何度も何度もアルバムを開いて幼稚園の様子をたくさん教えてくれたり、こっそり友達の秘密??の話もしてくれました。
4月は変化の多い時期です。入学や進学、就職など、一歩踏み出す出来事ですが、同時に、これまでの生活が大きく変化し、様々な喪失を体験する時期でもあります。
これらはプログラムに参加する御家族だけではなく、我々も同じこと。こころの揺れ動きが大きくなればなるほど、自分と相手の想いや感情を混同してしまい、相手の主導権を奪ってしまうことがあります。この場を安心・安全な場にしていくためには、自身のこころに焦点をあて、自身のこころの揺れ動きを感じることがとても大切です。このため、プログラム前後のスタッフミーティングでは、時間をかけてじっくりと自身のこころに丁寧に触れるワークを行っています。