【開催報告】みんなのプログラム第3回

ライフ吉井田(福島市方木田)にて、3回目の家族をなくした子どものプログラム“みんなのプログラム”を開催し、1家族(2名)が参加されました。
2回目の開催が大雪により中止となり、4ヶ月ぶりの開催のためか、最初は緊張し、不安げな様子で、時々泣き顔を見せながら、母親から離れられない様子でした。
少しずつ場に慣れるように、繰り返す泣き顔も、時折見せる笑顔も、小さな声にも丁寧に耳を傾け、見守っているうちに、徐々に穏やかになり、約1時間後にはスタッフと遊びはじめ、後半には「これがしたい!」「あれがした!」と主体的に遊ぶようになりました。
帰るときには、来たときとは真逆の表情で、とても愛らしい笑顔でバイバイしながら帰っていきました。
スタッフは、最初の状況からどのように関わったらいいのか、戸惑いや葛藤を抱くこともありましたが、子どもの帰り際の表情が、このプログラムがこの子どもにとってどのような場であったのか、どのような時間であったのかを教えてくれたように思います。
まだまだプログラムも始めたばかりで、試行錯誤ではありますが、参加者とともに「安心して表現できる、安全な場」を作っていきたいと思います。